当初の予定通り、二年間で上海の会社をやめました。
そして、ベイジンへ。
なぜ北京へ行こうかと思ったのかよく覚えてないや。
初めて一人で行く中国国内旅行だ。
iPhotoの記録より、2014年10月26日の出来事なのだと知る。
記憶なんてあっという間にかっ飛んでいって、曖昧なものになっている。
記憶に無いことはなかったことだけれど、記憶にあるものも、非常に疑わしい。
そう考えていくと、現在が非常に味気なくなり、飾ってあった未来は鮮やかさをなくしていってしまう。
そうなってはいけないので、人々は桜の森の満開の下で、お酒を飲んで笑い倒し、グズグズに酔いつぶれたり、喧嘩をしたりして、なんとか生きている実感を取り戻そうとしている。(serial experim
アイドルのライブもそうだ。
憂き世の慰めに純粋無垢なる少女を拝み奉る。お布施をすればするほど、徳は積まれ、あこがれの少女たちと握手をしたり写真を撮ったりする機会に恵まれる。
そして高僧達は一心にまじないを唱える。