骑马

バスで二時間くらい揺られていただろうか。
北京の兄貴に連れられ、馬に乗ることになった。
北京の兄貴は雑誌のイケメン特集に掲載されるほどのイケメンなのだ。
そんなイケメンが荒馬をいなして乗るのでとても絵になる。
自分はおとなしめの馬を選んでもらって人生二回目の乗馬。

北京の北、河北省まで行った。

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バラックのような建物が点在している。

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北京中華民族博物館

ザハ・ハディドが設計した鳥の巣近くにある「北京中華民族博物館」に行ってみた。鳥の巣はそんな興味がなかったので、遠くからたまたま眺めるだけにとどめた。
民族博物館は雍和宮以上に知名度が低いとおもう。雍和宮は信者の数が多くて活気があったのだが、民族博物館はものすごく静か。いつでもどこでも賑やかな中国国内でこんなに静かだと気味が悪いくらいに静か。観光客が少なすぎる。
のちに、北京にいる中国人に「こういう博物館知ってる?」と聞いたことがあるのだけれど、「なにそれ、知らない。」と言われたことがある。
そんなマイナーな施設なのだけれど、北と南に分かれるアホほど広い敷地に、中国にいる56の民族固有の建物やら衣装やらが実物大で展示してある。
人もまばらな広大な敷地内の建物は全てがイミテーションであり、まるで閉鎖直前の場末のアミューズメントパークに1人迷い込んでしまった様な錯覚に陥る。

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入場者の気配がない。受付の人がいるだけ。

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雍和宮

雍和宮は1694年皇太子の居所として創建され、乾隆帝時代に、チベット、モンゴルとの融和を図るためにチベット寺院となった。
亡命前のダライ・ラマ、パンチェンラマも訪れたそうだ。
長細い境内を歩いて行くと、様々な景観の変化を楽しむことが出来る。いたるところに満州文字と漢字が並んで書かれている。
他の観光寺院とは違う、信者たちの熱心さがあり、強い信仰により支えられていることがわかる。
拝殿は撮影禁止なのでもちろんなのだが、線香が焚かれていたり、建物の外観ですらカメラを取り出すのを躊躇してしまう。
祈る姿は、日本の作法よりも動きが多いためだろうか、誰もが特別な信仰心を持って神様と向かい合っているように見える。

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