日本にいた時にかよっていた時のデッサン教室の先生が、ながいかみのむすめ チャンファメイという絵本を昨年出版した。先生のブログに、取材先の少数民族トン族の村で大変感動された思い出を綴られていて、自分も是非行くべきだ!って事で年末の三連休を利用して単身旅行に行った。…単身ってのは嘘です。大枚はたいてガイドさん雇いました。とても高かった……。そして高速交通網の発達していない内陸にあるので遠かった…。
鼓楼
釘を使わずに建てられた世界最大の鼓楼。観光用で建てられたのかな?チケットを購入して昇ります。
侗族各部族毎に鼓楼があり、その中に入れるのは男のみ。村の取り決めや裁判、学校、トン族の言葉や歴史や習慣などを学ばせているらしい。
侗族の村
夕飯の支度で立ち上る煙と匂い、遊ぶ子どもたちを高台から呼ぶ母の声、月明かりの夜道。あぜ道をすすみ、あかりの消えた舞台まで到着すると、沢山の星が天一面にこぼれていた。
観光地として有名に成るにつれ、村人の意識もかなり変わってきてしまった。
出稼ぎに出て行ったものは、祭りの日に戻ってくるのだけれど、寄り合いには集まらず、博打に精を出すのだという。
このような景色もあと数年後にできる高速鉄道により失われていく。