紹興は紹興酒と魯迅のふるさとということで有名だ。
紹興酒の思い出。
日本にいた頃馴染みのタイ料理屋さんで、なんだこのお酒、試しに飲んでみようと友だちと飲んでみたことがある。なんとなく、強くて透明な日本酒っぽいものが出てくると思ったら、とろりとしたあめ色の液体の入った小さなグラスが出てきた。確か500円位して、え!これだけ?500円も出して、こんなちょっとしかないの?って思った。
でもきっと、素晴らしい味がするに違いないと友達と分けて飲んだのだが。ん〜……。苦手な味。
「これってさ、イソジンに似てる」
「ああっ、そんなこと言うからもう飲めなくなった!」
とか話して、それ以来紹興酒を飲むことはなかった。イソジンはないだろう。せめて養命酒。
魯迅については、魯山人と区別がつかないほど詳しくない。
人間を救うのは医療ではなく、文学による精神的改革なのだ、といって転身したというエピソードが格好いい。