週末。
海に行こうと計画するも雨ばかり。
よく晴れた休みに、どうにかして行っても、濁っている。
この一年、海に潜る事を考えて、乗り越えてきたのだが、十分に海を楽しむことが適わず、リンガーハットで野菜たっぷりちゃんぽんを啜り、いらだつ心を麦酒で紛らわせる、そういう週末が続いています。
「どっかーん。」
俺は怒ったぞ。
発作的に初島行くことにした。
ツレの都合もあったので日帰り弾丸ツアー。
正確に言うと、行く日の三日前に初島行きを思いついて、前日一人で乗り込もうと宿さがしたけど、一泊二万円くらいするホテルしかあいてなくて、野宿しようかギリギリまで悩んでやめました。
去年、初めて初島に行って、素敵な海と、自傷的な観光旅行を決行し、いろいろこのブログにも書きたいこと、載せたい写真があったのだけれど、あまりにも語るべきことが多すぎて、一年が経ってしまった。
思い出しても、痛々しい、一人ぼっちの観光旅行。
もはや書くべき時期を逸してしまったので、多くは書かないけれど、傷が疼きだしてきたぞ!
痛みの度に人は優しくなれるんだぞ!
うふふ!うふふふふ!
とくべつ意識はしていなかったのだけれど、熱海によく行きます。
友達の結婚式に出た帰り、せっかくだから熱海に泊まってみようかーっつって、ガーメントバッグと引き出物両手にぶら下げ、革靴で海岸を歩いたのが始めでした。
巨大なホテルや旅館が崩れ、財政危機宣言を発し、駅前は寂寞としていて、それもまたよろしい。
夜、海岸からの急な坂道を歩いていると、シルクハットにマントの男が現れそうな、そんな怪しい空気でさ。
しばらく明かりのついていないであろう高層ホテル、文豪が通ったとかいうカフェー、ファミレスやコンビニ、昭和の薫りを残した風俗店、若者が開いたサーフショップなどを背に、人工的に青く染められた海を望む混沌さ。
缶ビールをコクリと飲みつつ波の音を聴き続ける。そう、俺はロンリーガイ。
うふふ!うふふふふ!
泊まる際は瑞宝荘を愛用している。
とても安くて、宿を管理しているご夫婦も気さくで、悪性O型の病的な人見知りの自分でも話が弾む。
二階の窓に鍵が存在しないのは、どうにかした方がいいとおもうけど……。
とか熱海について色々書いたけど、今回はどこにも立ち寄らずに熱海港−>初島に行きました。
最近身軽になろうと、書物をバラしてスキャンして電子書籍にしまくる作業に没頭しているんですが、出発前日も夜遅くまでカットしてはスキャンして結合してリネームしてという単純作業の繰り返しにはまっており、寝たのは午前一時。で起きたのは午前三時。(ただし前日起きたのは昼過ぎ。)
新幹線乗る程お大臣ではないので、始発ローカル片道二時間半くらいかけて、熱海までとろとろと行きました。
今回のログは以下。未だに場所と時間を同期させる方法がわからない。
より大きな地図で 初島2011-08-28 04:39 を表示
寝不足でも電車で寝ればいいと思っていたけど、遠足前の子供のように、わくわくして眠れなかったです。
熱海港では伊豆七島へのポスターをうっとりしながら眺めていました。
いつか行ってみたいな。せめて3日間くらい連休があればねぇ。
伊豆七島って別称だったのか。う〜んわからん。なんでだ。
バスの時間よく調べないで乗ったので、フェリーが出発する一時間ほど前に熱海港につきました。
疲労と寝不足の体にレッドブルを注いで翼を生やし、高カロリートランス脂肪酸の菓子パンとBLACKのボスを摂取した後、上船。
いや〜、船上は気持ちいいね。はは、気色いいね。白い雲と青く連なる山々が美しいよ。はは。
陸が遠くなり、視界がわっと広くなると、日々の悩みなどは、潮風に吹かれ飛んでいくようだよ。
わっはっは。自然とニヤニヤとしてしまうのだよ。
初島上陸。
「ど どーん」という大波が繰り出されていました。
細かい漂流物が海際で漂い、膜を作っています。
結界です。イザヤ ナミ。。。
船着場左手すぐが一番いいポイントらしいのですが、とても泳げたものではないので、島内をさまよい歩くことにしました。
それで見つけたポイントはここ。
すごく浅くて、波が少なくて、ツアーで来たらしい親子がぽにょぽにょ泳いでいたり、スキューバダイビングのレッスン等が行われているようなぬるいポイントでした。
「ぜってーこんなプールみたいなところに魚はいねぇよな」と思いながら入りましたが、結構いました。
でもやっぱり汚かった。
今年は仕方が無いね。
行く海行く海、みんな汚れているんだもん。
そもそも週末雨多すぎ。
ご飯は、去年いってとても美味しかった、お食事処すみ。
少し坂を登った高いところにあって、景色が良いところ。
もう一年の内に散財するのはこの季節だけだからってことで、刺身定食と、まがい物ではない本当の、第一のビールを一本注文!大将グラス2つね!
だっはっは!
大人ターイム!うっふっふ。
大人バンザイ!
ぐぁああ!
ふぉぉぉおおお!
なんて贅沢なんじゃぁぁぁ!
料理が遅くてごめんなさいねといって、シッタカをサービスしてもらいました。
これ、銚子で注文した時500円くらいしなかったっけか。ありがたいね。
綺麗なまき糞。もうなんてことを言うんだ君は!ばーか。
味の余韻を楽しもうぜ。
そしていい具合に待たせて頂いた、刺身です。
今でもにやけてしまいます。
ザザエの歯ごたえ、ワラサの濃厚さ、脂の乗ったアジ。
命を頂きます。
どうだ参ったか!全部やっつけてやったぜ!
相模湾から箱根連山、そこから青い空に吸い込まれる景色も、また料理の味を格別なものへと演出してくれます。
ああ、おいしいかったです。感謝です。
松屋マック漬けの毎日だけれど、こうしておいしい物を食べる事は大切だ。
泳いでご飯食べたので寝ます。
このような具合に木陰でハンモックを使って、皆さん寝ています。
テーブルにはビールや、フルーツジュースを置いて。
なんですかね、この絵に描いたような南国生活。
あるいはゲゲゲの鬼太郎の歌のようですね。
バチがあたらないのでしょうかね。
ハンモックは早い者勝ちらしくて、余ってなかったので直に寝ました。
それでも芝生の手入れが行き届いていて、すごく気持ちいいです。
ヨガもやったのですが、とても具合がよく、スシュムナーのプラーナの流れがよくなりました。
しばらく泳いで日が暮れて、最終便で熱海に帰ります。
最終バスは出てしまった後でした。
自動販売機でかったアイスとアイスコーヒーブラックを堪能しながら海沿いをほてほて歩きます。
夏の夜の熱海大好きで、ボケーッと海を眺めていたいんですが、そうもいかずに、また重い日常へと帰っらなければならないのです。
旅先からの帰りは、なんとも物悲しいものであります。
小学生の頃、全力で遊んだ日の夕暮れに、友達とさよならするような、そんな心持ちであります。
しかしそういったひどく面倒な、時として苦痛を強いられる日常があるからこそ、より旅行というものが楽しくなるのです。
ふざけんな、そんなの大人の意見だ。
うんこ撒き散らすぞ!
大人の意見は正しすぎるから嫌いだ。
おれは働かないで海辺でゴロゴロしていたい!
はい、また、来年、いきたい、です。
どっと、はらい。
.splash
凄い適当に作った動画。