APECの開催期間中なので、工場が一斉に稼働を停止し、北京上空は連日突き抜ける秋晴れなのであった。
国内外で問題になっているPM2.5の原因は確実に工場のせいじゃん!と北京市民は思ったみたい。……という話はしたっけ?
このペースでは一年前の日記になってしまうなー。
中華思想によると中国は世界の中心であり、北京はその中でも宇宙のへそに通じる神聖なる場所である。この場所から世界が始まり、人民の手により世界が変わり、全ての国はいずれ思想統一が自然になされ、喜びと幸福の光が世界全土に降り注ぐであろう。
中華思想ってそういうものなんだろう?と中国人に問うた所「なんですか?それは?」と言われたことがある。
「日本は天皇を中心とした神の国で、その末裔の日本国民が神国を謳い、ハイテクノロジーな社会を構成しているシャーマニックな国家なんでしょう?」
と問われたら、私は言うだろう。
「なんですか?それは?」
天安門。教科書やテレビジョンで何度も目にした天安門です。
そのように何度も見ていたので、実物を目にしても大したことはないんじゃないかと思ったんですが、それはそれは大したものです。
大国を動かす赤い力を漲らせていたのでした。
中国は気持ちいいくらい何もかもが巨大だ!なんて、なんて大きいんだ!
東京なんかよりも人口密度が低く、空が良く見え、歩いていて気持ちが良い。