シルクロードの旅06_敦煌(鳴砂山)

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吐鲁番駅から柳園駅まで寝台列車で移動、それからバスに乗って敦煌に行きます。甘粛省だ。

4人まで入れる1等寝台。下車駅に近づくと車掌さんが起こしてくれます。
禁煙していたのに旅行に出るとタバコを吸いたくなる。しかも中国は社内で吸える!
(帰国後、吸い出す前より嫌煙者になってます)
ちょっと失礼して撮影しました。2等寝台だと思います。次回乗る機会があればこっちがいいな。
夜明けとともに、車窓からたくさんの風力タービンが現れた。
新疆は世界一の発電量を誇る風力資源がある。朝の風は凄まじく、幾万の声を聞く。
しかし送電効率が悪いため、発電はすれども運用はいまいち出来てないとかなんとか。

トルファン駅以東は、監視の目も入口検査も減り若干自由な中国になります。
敦煌は有名な莫高窟や鳴沙山などの観光地として賑わっている街なのだけど、鉄道が途切れて乗り合いバスで入らなければならないのは、敦煌駅から行く人が多く柳園駅から行く人が少ないからなのかな。

たくさんのバスが駅前に並んで敦煌市内まで輸送する。価格交渉は不要。

自分は夜行で柳園南に入って、駅周辺に屯しているシャトルバスに乗り込み、2時間30分ほどかけて敦煌に到着する。
たまにオフロードを行く揺れるバスの中でうつらうつらしながら、窓の外をみると、ひたすら荒れ地が広がっている。
まれに広大な土地のどこから人が出てきたのだろう??という感じで、肉体労働者が砂塵の中で土地資源の開発や道路の整備などを行っていた。

たどり着いた敦煌の市内は、烏魯木斉と比べると検査されることもぐっと減って、人々の様子も余裕が感じられる。
太陽がジリジリと大地を照らすが、日本のように湿度はなく、木陰に入ると涼やかな風が頬を撫でるのだぜ。

3日ほど滞在する予定なので節約して月牙泉近くの青年旅馆にしました。
しかしシャワーの水はけ最悪。。。。。
砂漠の観光地で場違いなジャケットに袖を通した、若く端正な顔立ちをした男性スタッフは、「夜に砂丘でみんなで星を見ながら歌ったり、花火をしながら楽しむパーティーがあるんだ!君もどうだい!?」と勧めてきたが「いえ、年寄なので若者のノリに絶対ついていけないのでいりません」と答えました。
残念ながら、自分の性格ではたとえ若くてもついていけないよ。

朝から何も口にしていなかったので鳴沙山入口付近に陣取る観光客相手のレストランで椒麻鸡をいただく。多すぎたので、夜来るから残しておいてくれ!と伝えて鳴沙山へ向かいました。

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