毛沢東も言っていた。
「春節の爆竹見物に行かなきゃ男じゃない」と。
昨年の春節はインフルエンザになっていたので猛烈な爆音を寝床で聞き、その勢いに誘われ燃え殻を見ただけで終わってしまった。
今年こそは時間前に準備をして、はじめから終わりまで上海の夜を破る爆竹と花火を堪能したい。
大きな建物の前に行けば、火薬の詰まったダンボールが着火の時を待っているはず、、、と考えていたのだけれど、その様子もなく、まだ時間も早いからということで、レストランへ。客も減り始めた時間で、隣のカウンターでは服務員達がまかないを取っていた。
この後クロスごとくるくる〜っと巻いて合理的に処理する。
おおらかだ。
なんとなく歩いてきたけど、火薬を設置しているボマー達を発見することができなかった。
近年では、死者や大気汚染を巻き起こす春節の爆竹を政府は禁止しているらしく、その影響なのかもしれない。
しかし、強権なるお上に対して抵抗を示すのが中国人民の心意気。
やらないわけがないじゃないかと、更に探し歩く。
そうして歩いていると、なにやら座り込んでライターで火を着けようとしている3人組。
ゆあ〜ん、ゆよ~ん
輝くビル霞む空にも染まずただよふ