清らかな朝の西湖は清らかで人々は清らかさの中で清らかになる。
清らかな老翁はのんびり歩き、清らかな老婆は後ろ向きに歩く。
清らかな抱朴道院への道のりは、なかなかに悪路。写真も清らかに白飛びをする。
しかし清らかな肉体に清らかな心を宿した中国人は、この悪路を利用し、日々鍛錬を重ねる。清らかな純白の犬を従えた、何物にも染まらぬ黒き衣を纏し清らかな男はスニーカーでロッククライミングを始めた。このような驚くべき人が、そこかしこにいるのが中国。公園に行くとビックリ人間みたいな人がたくさんいる。
途中にあった仏塔が眼下に見えるその先、更に登った所に抱朴道院はある。