To ベイジン

中国の人は、日本人からしたら距離の感覚が少し異なるんじゃないだろうか。
故郷に行くために、寝台列車や、狭いバスに何日も乗り続け、大陸を縦横無尽に移動する。交通機関も日本と比べるとかなり安い。
移動する人が多いからか、宿も沢山ある気がする。
実際、自分はほぼ宿に予約を入れることなく旅行をしていた。
言葉はほとんど喋れなかったが、百度地图で、行き先も、距離も、移動手段も、金額も、ホテルも、グレードも、遊び場所も、観光地も何もかも調べることができた。GoogleMapよりもずっと便利だった。百度老师の指し示すルートにそって歩くだけで全てが完結してしまった。日本では勝手にインストールされるhao123とかshimejiの文字列自動送信事件とかで怪しいイメージのある中華Appだけど、他国は締め出し、自国のコンテンツを守り、最適化されているため、どこの国よりも進化している部分がある。
そういうアプリに助けられ、快適な旅行ができた。

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胡同(フートン)とは、北京に広がる細い小路のことだ。
小吃を食べ、茶を飲みながら、縁台で賭けトランプをして、夜になるとコオロギを戦わせる。北京市民の空気を実に濃厚に湛える場所だ。
北京オリンピックを期に、かなりの胡同が破壊され、先祖から受け継いだ年代物の品々も四散していったと聞く。

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