台中按摩脚

土地土地の名物というものがありますな。

台中足つぽ

台湾といえば、そぼろご飯、かき氷、パイナップルケーキ。

だけどわざわざ台湾まで行かなくても日本でも食べられる。

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以前、韓国に焼肉を食べに行った人の話を聞いて驚いたことがあった。焼肉なんて駅前で食べられるのに、なぜそんな無駄なことをするのだろうかと。金と時間をかけて肉を消費するという全方位無駄だらけな行動に、快楽を覚えるものなのだろうか。理解しがたい。

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食べ物以外でも、その土地にわざわざ行かなくても、日本でできるじゃないか、というものがありますな。

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台湾まで行ってメガネ作ったり、占いしてみたり、足つぼマッサージを受けに行ったり。
日本にいながら全部できます。わざわざ時間の限られている中、台湾まで来てやることではないですな。自分だったら、街の路地をカメラ片手に散策していた方がよっぽど有意義なのです。

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でも、気の迷いかな。
旅の疲れもあったのかな。
足つぼマッサージに行ってみたのです。

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春不荖足湯養生館

まず足湯。薬草ティーバッグを放り込まれた足壺で足をふやけさせつつ、首肩のマッサージをしていただく。
それが終わると足ツボ席へと移動となるのだが、登場してきた女性が、ずんぐりノシノシとしたおばちゃんで、愛想は全くなく、こちらが北京語の通じない人間だと知ると「ふん」と言いつつ、すべての行動を顎で示してくる。
大丈夫なのだろうか。

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大陸では、3000元分のマッサージチケットを買って、体がすり減るほどの回数はこなしているので、いいか悪いかの判断は十分にできる。

おばちゃんの足つぼマッサージは次元が違った……。
今までの足つぼの概念を吹き飛ばすような、それはそれは高次元の按摩。

足のツボの真芯を捉えて、的確に指を押し込む。何度も様々な末梢神経を突いていく。刺激を受けた神経はそれぞれに応じた器官に波動し、身体中が歓喜に打ち震え、第三の目が開き、体と外界の境界が失われ、宇宙と自分の思考が混じり合い、私はすべての現象を観察するものだと気づくのであった。

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これから先の人生、あのおばちゃんクラスのマッサージ師に出会えることはあるのでしょうか。