2015年の水族館

本当に忙しい毎日で、月一なんとか書いていたブログも、一度自分で決めたルールを破って以来、書く気力も失ってしまった。

なんとか今年中に一本だけでも書いておこうと思い、写真を整理し始めたのだけど、これだけ間が空いてしまうと、時系列に書くことも難しい。2015年の写真郡を見て、ただ思うことはこの頃は本当に平和で生活が充実していていたな〜ということだった。前も書いたか。
現在のことを簡単に話すと、職場徒歩圏内に引っ越し、土日もなく働き残業時間200時間突破する月があった上に、だいたい給料は100万減って、半ばヤケクソで「過労死しても訴える人いないな〜」とか思いつつ、頑張っております。

くるくる時間を戻して、2015年のサンシャイン水族館について書こうと思う。
職場近くにサンシャインシティ水族館があった。通常の水族館からすると、小さな水族館だ。

一回だけ行くのだったら葛西臨海水族園に行ったほうがずっと良くて躊躇していたのだけど、二回以上行くのなら絶対お得なパスポート。

沢山の人があふれる都会で、ここは静か。ヒーリングミュージックがかすかに聞こえ、隣のヒーリングプラネタリウムから漏れるアロマが香る。ゆっくり見ることが出来る。

特別展も、スタッフの方たちが本当に工夫をして企画展示をしている。小さな水族館で、楽しんでもらおうと、一生懸命考えている気持ちが伝わる。企画会議の資料が見たいくらい。

休みの日にも行ったけど、カップルやファミリーで溢れかえっていてこの贅沢な空気は味わえなかった。

日々通っていると、生き物たちが日々いなくなっていくのを見る。亡くなったり、他の施設に移動したり。

 

色々あって会社が倒産した。
給料が良かったので、失業保険は暮らしていくには困らない額。のんびり屋の自分は熱の入らない転職活動をしつつ、中国語の勉強と、図書館通いの合間に通った。
「この先どうなってくんだろうな」と怠惰な日々を送っていた。

タダタダタダヨウカニを見たのはそんな時で、場当たり的に人生を生きている自分に刺さった。タダタダタダヨウカニ自体、というよりもその解説文に。
この解説文は「へんないきもの」という書籍の著者である早川いくをさんが書いたものだ。

流浪の甲殻類
タダタダタダヨウガニ

 

カニと名づけどカニではない。何かと思えばヤドカリの仲間だ。ならば貝のおうちにひっこんでいればいいものを、地に足つかずふらふら泳ぎ、流れ流れての浮き草暮らしに身をやつした、宿なしのヤドカリである。
そんなフーテン暮らしにも、実は大自然の知恵が! などと感動秘話を期待したいところだが、海流の影響で浜に群れごと打ち上げられ、大量死してしまったりするので、感動どころか無言になる。しかしそんな事もどこ吹く風と、風まかせの波まかせ、この呑気な流浪の民は、今日も大海原をただただ、漂うのである。

ふらり、ふらりとなかなか上手に生きていけない自分は、やはりふらり、ふらりと漂いながら生き抜いて行ければいいな、と思った。

本年もよろしくお願い致します。ふらり、ふらり。

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