中国では日本語が通じない!

学生時代、海外なんて行くもんか、小さくうじうじと生きて死んでいくんだ、つって生きてきたわけで御座る。英語も何も出来ない。日本語もうまくできない。思念が実際に出力していく言葉と乖離し、酢醤油が、林の中を、疾走するのだ。

でも、なんか、ホテルに泊まったり、焼き小籠包の美味しさに驚いている日々を送っている。

ホテルはぱっと見小奇麗なのだが、米粒のゴキブリが多数這いずり回り、たまに親指程度の大きさの奴も出てくる。朝起きて布団をめくったら、内側に張り付いていたこともあった。窓を開けて換気しようとするが、建物が四方を囲み日の当たらない場所で、ジットリとコケが生えている。これが中国!これぞ中国!

食べ物もお店に行って注文する勇気がなく、コンビニの菓子パンばかり。水道水も危険だとガイドブックに書かれていたので、ジュースばっかり。

昼間はなんとなくぶらぶら写真撮って、夜は金魚王国の崩壊を見ていた。

この国でやっていけるのかな〜、と思いつつ。

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