ホテルで荷物を回収した後、タクシー拾う。ドライバーの兄さんはアラビアンなダンスミュージックをガンガンにかけて、進められたタバコをガンガンに吸いながら砂漠の道を爆走する。
旅行に出るとどうもタバコを吸いたくなる。一段落ついた瞬間、例えばホテルに到着して部屋にいるとき、例えば長距離列車の連結部分の喫煙所等で、スパーっと紫煙を吐き出すと、旅情がでて、気持ちの部分でもリラックスできて最高なのだ。
禁煙していたのに中国に来てからまた吸い出してしまった。
特に中国だと、路上喫煙ができるので吸いやすい。
駅には出発3時間前に到着。
トルファン駅での手荷物検査で「小刀もってませんか!だめですよ!」と言われ、全然心当たりがなく、バックパックの中身全部出して確認してもらうも全然なく、最終的にバックパックの背面パッドに忍ばせた魯木斉博物館で購入した金属製の栞が原因で20分くらい捕まるということがありました。
タバコをダラダラ吸いながら、歯を磨き、過ごす。
自分のようなバックパッカーはいません。
VIP専用の待合室に入っていく人、大きな荷物を抱えた家族。みんな生活のために移動をしている。
日が沈んで、人々は列車に乗り込み、それを見送ること数回。早く付きすぎた。いままで中国のターミナル駅はたくさんの人でごった返しており、チケットの購入のために罵声と暴力が蔓延する混沌を体験していたのだけれど、想像以上に人が少ない。特に深夜に乗り込むので、待合室の人数はどんどん減っていく。
寝台列車に乗り込むと、先客の男性がすでに寝息を立てていた。暗い部屋の中、どのようにして登ったのか覚えていないけれど、すぐに寝た。
※なお途中の観光地の解説は正しいか責任は取れません。