シルクロードの旅07_敦煌(莫高窟)

美しい並木道をタクシーで進みます。天気も晴れ渡り、乾いた日差しと木陰に入ったときに頬を撫でる風に生きているという実感を思わずにはいられません。そういった自然現象が、莫高窟へ向かう私の心を盛り上げます。

莫高窟の建物に到着しました!立派な建物です!
興奮のあまり、ここらへんの写真を一切撮影していません!
事前情報では現地で日本語ガイドチケットを渡し、希望者がまとめられ莫高窟に向かうということでした。チケットセンターに行きます。携帯に表示された予約番号を見せ、日本語ガイドをお願いします!と伝えます。 出来ませんと言われます! え、まじ!? どういうこと?

自分の不自由な中国語だと意思疎通が出来ないため、奥から日本語可能なスタッフが現れ説明してくれました。
「このチケットは一般チケットです。日本語ガイドを希望の場合はここでキャンセルして、もう一度日本語ガイド付きのチケットを購入しないといけません」 え、まじ、そうなの?
チケット購入を手伝ってくれた中国人に微信で連絡を取ります。出ません!
私の後ろにチケットを求める人々が溜まり始めました!焦ります。もう一般チケットでいいかなと思っていたところ、日本語が達者な男性が声をかけてくれました。

「とりあえず、一般チケットをもらって。私が連れて行くから」

一般の方か、スタッフなのかよくわかりません。よくわからないけれど、どうやら自分のことを救済しようとしてくれるようです。

この方は旅行ガイドさんで50代ほどの日本人男性を莫高窟に案内しに着ているところだったようです。
チケットを取得しようとしていたら、アホ日本人が列を堰き止めているのをみて、ヤレヤレと思ったのでしょう、ついでだからと案内してくれました。

高窟の前で日本人同士チームを組むことになります。
先程の男性と30代くらいの男性。全員シングルで来た人々です。
30代の一人はヨーロッパに行く予定が上海浦东空港の混雑に巻き込まれトランジット失敗、仕方なく莫高窟を見に来たという可愛そうな人。(失敗して莫高窟に来るのもすごいと思う)ちなみにこの人は当日券余裕で購入してました。
なんだよ完全ネット予約って情報は!!

もう一人は観光というよりガチガチに詳しい研究者みたいな人で、専門的な知識でガイドさんに質問してガイドさんも一般的な流れでは言わないであろう知識を披露するという応酬が見れて、より知識を深めることが出来ました。ほぼ内容忘れたけど。

ここでグループを作るため混雑している

莫高窟

1000年の時をかけてひたすら作り続けて600年くらい放置され…という凄まじい長大な歴史がここにあって、圧倒されて、もうどうでもいいやって気持ちになります。

撮影可

人間の芸術と歴史が注ぎ込まれたまさに世界に誇る中国の遺産です。 ここは、殆どの箇所が撮影禁止。 マナーとかいい加減な中国において、ここでの撮影禁止は本当の撮影禁止なのでフラッシュバシャバシャ焚いてる人もいませんでした。

解散

見学が終わると、乗り継ぎ失敗した人はこれから西安に行って帰国すると言い、もう一人の専門的な人は特別窟に行くと言い、それぞれ分かれました。

自分は先程の日本人男性、そしてガイドさんの好意で彼らが次に向かう鳴砂山までついでに同乗させていただくことになりました。 その流れで一緒に食事もしました。

食事の際「これからの予定を立てていないのですが、おすすめのところはありますか」と言うと、運転手さんが「夜にやる演劇のチケットの手配をしてあげる。良ければ明日もチャーターして玉門関に行かないか」と言われました。流されるままに乗ります。500元。

ガイドさんと日本人男性とは鳴沙山の前で別れました。とてもいい人たちでした。運転手さんは夜に落ち合うことになりました。

演劇が始まるまで時間が出来たので、周辺をぶらぶらします。 どうしても限られた時間の関係上、ド観光地みたいなところに点々で行って撮影したりすることは多いけど、なんでもない道路ってあまり歩かないので、それはそれで貴重な時間ですね。

中学校なんてわざわざ写さないでしょう。
乗馬場みたい。乗馬も良いな〜乗ってみようかなと門をくぐってみたけど、人の気配がなかった。
雷音寺。広く新しい。
1989建立だそう。近所の人たちがのんびりお参りをしている。

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