バスで二時間くらい揺られていただろうか。
北京の兄貴に連れられ、馬に乗ることになった。
北京の兄貴は雑誌のイケメン特集に掲載されるほどのイケメンなのだ。
そんなイケメンが荒馬をいなして乗るのでとても絵になる。
自分はおとなしめの馬を選んでもらって人生二回目の乗馬。
北京の北、河北省まで行った。
バラックのような建物が点在している。
自分の乗った馬さん。大人しいけど、最初は全然言うこと聞いてくれなかった。腹を蹴っても手綱を引いても無反応。試されているのか!
山稜に見えるのは万里の長城。観光客が滅多にこない長城だろう。
三人で進みます。
「打倒日本帝国主義」と書かれている。これは抗日ドラマのセットなのかな?
第一村人。道を教えてくれた。世界不思議発見みたいになってきたぞ。
ずっと続く乾いた大地。どこまでも続く。
集落が見えてきた。村人が好奇の目で迎える。
村の中心にある食料品店。
中はこんなかんじ。
村の公衆トイレ。世間話をしながら糞を垂れ流すことができる。
映画のロケ地にも使われることが多く、セットが残ったままになっている。
中国大陸を巡る馬賊になった気分だ。日本でこのような経験はできないだろう。
グレートジャーニーみたいな冒険旅行ドキュメンタリー番組を見て心を躍らせていた少年時代の夢が叶った。兄貴ありがとう。本当に素晴らしい体験だった。