シルクロードの旅08_敦煌(玉門関)

前回はこちら。

朝 鳴沙山の前で待ち合わせしました。
二時間ほどゴビ砂漠の中の道路を走ります。場所によっては人工物が道路以外見えなかったりします。視界に砂漠だけ。
この砂漠を何日もかけて渡っていたことを想像すると怖くなってきます。
四国遍路の比ではなく、生物、植物の存在が感じられない空白の宇宙に飛び込んで行くような気分になってくるのです。

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シルクロードの旅07_敦煌(莫高窟)

なぜこの旅行を始めたのかというと、元々チベットのラサに行こうとしていたのでした。
なぜラサかというと、中国語学校の体験入学で一緒になった人が無類のチベットファンで、この方はカメラマンであり、その方がサイトに載せていた写真がとても格好良かったから、行くしかない!と思って決めたのだった。
コメダ珈琲で地球の歩き方チベットや、母と旅した900日や、各旅行サイトなどをじっくりみていたが、40万くらいかかるということがわかり、驚愕する。

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シルクロードの旅04_吐鲁番へ

思いがけなくウルムチ博物館でとても素敵なミイラ群を目にして大満足。
次の土地は吐鲁番。この旅は兰州に向けて移動している。
本当は中国中心部から西藏に向かったほうが、土地の空気が変わっていくことを実感できるのだけれど、最終目標が蘭州ラーメンを食べることなので仕方がない。
なぜ出発地が新疆かというと、もともと拉萨に行きたかったけど、ツアーで30万〜もするので行くのを諦め、せめて西側へ行ってみようと来たのだった。
乌鲁木齐市は警備が厳重だ。警察の警備や検査がそこかしこで行われている。コンビニのようなお店でも入り口で荷物チェックがされている。
バスの乗降車時にも、係のものがSuper Scannerと書かれた棒状の検査用具を持っている(ただし、持っているだけみたいで検査しているところを見ることはなかった。)
ウイグル騒乱以降特に監視が強まったようで、常に監視カメラが個人の行動を記録しており、強制収容や宗教弾圧、民族浄化が行われている、と日々のニュースが掻き立てている。
来る前にウルムチ駅爆破事件を読んで、幾度もの取り調べを覚悟してきたのだが、人々の見た目はほとんど漢民族で、上記の警備以外特に変わったところはなかった。しかし、長距離バスターミナル駅に到着するとウイグル族の帽子を被った男性や、色鮮やかなスカーフを巻いた女性がたくさんいた。

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シルクロードの旅01_乌鲁木齐

※この旅行記はただの覚書で、知見を得たり、感動を共有するとかいう類のものではありません。

2019年は10連休のGWがあるという。4月の中旬まで迷った末に、以前から行きたかった蘭州に蘭州ラーメンを食べに行くことにした。
本当は1月ごろまでラサに行こうと思い、近所のコメダ珈琲で旅行会社を調べていたのだけど、日本のツアーを使うと40万くらいかかるとのことで、うーんと考え、よしまた今度にしよう、人生の楽しみは最後に預けたほうが、生きることに未練が生まれる、ということでやめた。
そのかわりラサには行かなくとも、新疆ウイグル自治区に行ってみよう、そして旅の最終目標を蘭州ラーメンとして、GWに有給一日づつサンドして連休を目一杯使ってその上その間の道のりを地球の歩き方やネットの情報を頼りに、いろいろ見て歩いて見よう、そうしよう。
飛行機チケットはGW価格で二倍。しかしそろそろ病死とかを考える年齢なので、金をあの世になんて持っていけるかい、と深夜発のチケットを奮発。

発売日にゲットしたGR3を片手に仕事が終わってバックパックを担いで出発。GRなので、急にモノクロ写真が出てきます。

出発は1:30成田->天津。

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石門金剛宮 四面佛

プランも何も考えずに来ている台湾で、もはや時間を持て余し始めていた。
台湾のもっと面白いところに行きたい焼。
そんな中見つけたこのブログ。
台湾のパラダイス!金剛宮への道【前篇】 | 京都ぬるぬるブログ
圧倒的熱量で綴る金剛宮に鎮座するめんたま飛び出た像に対する愛。
読みながらも、「ここまで熱くなることはないだろうなぁ…」とは思ったのだけれど、なかなかにユニークな場所だったので行ってみたのでありました。 続きを読む “石門金剛宮 四面佛”