シルクロードの旅10_嘉峪关

懸壁長城

八达岭(北京から最もアクセスの良い万里の長城)同様、修復されすぎている感じがしなくもありません。
道中トイレや飲食店などはないので麓で用意してから登りましょう。
懸壁という字面の如く勾配はとてもきついです。懸垂しながら登るみたいな字面ですね。
しかしみんなでにぎやかに同じ方向へ向かって登るのは楽しいですね。
遠く見える景色は良いものです。皆さん軽い登山をしているかのようでした。

一人旅で再開する喫煙習慣。孤独が紛れる素晴らしい麻薬。

今日行った観光地の感想としては最初に行ったお寺が最高に良かったです。

夜 寝台列車特一等

今回の旅の最終目的地兰州に向かうため嘉峪关站にいきました。

そして今回特一等の寝台列車を用意しました!

トルファンからの寝台列車は一等寝台列車ですが、今回は特がついております。 ただし特一等と言っても、個室ではなく2人部屋です。自分は上段。
どのような人が来るのでしょう。
多分普通の人はそうそう乗れるものではありません。貴族や公家が来るかもしれません。多分。

ぬるい青島ビールと体に悪い邪悪なスナック菓子を売り子さんから買い、写真で写っている肘掛け椅子に座って車窓を眺め一杯やっていると、次の駅に到着しました。
その時同室である中年男性が入ってきました。私も中年男性ですが、彼は2歳ほど年上だったかな。 とても気さくなひとで、 自分の下手な中国語も辛抱強く聞いてくれました。

「きみの仕事は何だい?」
「デザイナーです。蘭州ラーメンを食べにウルムチから旅をしています」
「そうか、それなら明日一緒に連れてってあげよう」
「ちなみにあなたの仕事は何でしょうか?」
「共産党職員だよ」
「タバコを一緒に吸いませんか?」
「いや、タバコは最近止めたんだ」

今自分は禁煙しているが、禁煙のモチベーションとしてこの人の「最近止めた」という言葉が響いている。

いやそれは自分が勝手に作ったストーリーなんだけど。

中国でもどこもかしこも禁煙がすすんでいて、なんと飛行場ですえなくなっているのだ。日本ですら吸えると言うのに、タバコ大国の中国で吸えなくなっていると言うのは衝撃だった。

自分のこしらえたストーリーと言うのは、共産党員として働いていて、市民の手本となる姿勢を見せなければならない。政府の方針で禁煙を勧めているのであれば、まず我々から禁煙を実行していかなければならないのではないか!と思っての禁煙なのではないだろうか。そういった模範となるべき姿勢がとてもかっこよく思えた。
そしてタバコ超大国の中国でさえ止めようとしているのだから、もはや人類はタバコの新終止符を打つべきなのではないだろうか。
私も流れに乗って孤独を紛らわせるアイテムを捨てるべきなのではないかと、禁煙するに至ったのだ。
(繰り返しますが前半は妄想です。)

日付が変わる寝台列車の連結部分にある喫煙所で真っ暗な外を眺めながらタバコの煙を吐き出すのはとてもロマンチックだった。
そしてオートロックらしく、内側から開けてもらうために、2回ほど寝てゆっくりしている共産党員を起こしてしまった。

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